2022/11/10

KCW2022*韓国映画『アンニョンハセヨ』 感想

生きるよりも死んだ方が楽…と思うまで思い詰めていた孤児が、死の淵に生きる人々に救われるお話。ちょっと出来過ぎな気もしないではないが、ストーリー展開が実に素晴らしかった。大人が子どもに”気づき”を教えられる姿にも素直に感動。見えないところで支えてくれた人との縁、そして有り難さ…。絶望しかなかった少女の笑顔が眩しい…。個人的には韓ドラ「ドリームハイ」でスパルタ(?)教師役、イ・ユンジの出演が嬉しかった。

2021|チャ・ボンジュ
コリアン・シネマ・ウィーク2022|オンライン|日本初上映
안녕하세요

2022/11/07

KCW2022*韓国映画『おひとりさま族 』 感想

人づき合いが面倒で単独行動をする人が増えているとは思う。本作のヒロインも極端に描かれていたが、それより気になったのは ”優秀な人に仕事が押しつけられてしまう悲劇” だった。確かに仕事には個人差がある。結果が出せる人は目立つ。だが、いくら優秀でも全分野で優れているとは限らないのに、上は丸投げしてくる。業務過多で退職したら悪循環なのに…。良好な関係ではない親の面倒もキツい。ひとりが楽なのにも、理由がある。

2021|ホン・ソンウン
コリアン・シネマ・ウィーク2022|オンライン
혼자 사는 사람들

2022/11/04

KCW2022*韓国映画『ルームシェアリング 』 感想

グレるか、優等生になるか孤児の立ち位置の難しさを考えさせられる。韓国映画では時々、登場人物が良い人々過ぎる優しい社会を願う作品に出会うことがあるのだが、本作も正にそういう作品であった。韓ドラ『愛の群像』(1990) おばあさんと呼ばれる役をやっていた、ナ・ムニさん主演。あれから30年。あれ?30年も以上も経ってる?!意地悪ばあさんで序盤はギョッとしたけれど、まだまだお元気で主演を張っておられて、嬉しい。

2021|イ・スンソン
コリアン・シネマ・ウィーク2022|オンライン|日本初上映
쉐어링

2022/11/01

日本映画『ドライブ・マイ・カー』感想 自分を見つめる

私が思い描く村上春樹の世界と かなり近い。自分以外の人の捉え方を楽しませてもらえたようにも思う。暗く重たい空気感が続くが、光が感じられるラストが映画的には心地良い。しかし、私の解釈とは違っていた。村上春樹の解釈が人によって違うことに改めて気づかされたし、自分の感覚と異なっていても、間違いではない。”完全にお互いを知り、つながることは難しい”。人間は、見たいものを見たいように見る。違った感覚も楽しい。

2021|濱口竜介
Drive My Car

第94回アカデミー賞(2022年):国際長編映画賞
第45回 日本アカデミー賞(2022年):最優秀作品賞 他


 


2022/10/29

中国映画『薬の神じゃない!』感想 救いを求めてインドへ

正義と情は、必ずしもイコールではない。それが本当につらい。確かにルールは守るためにあり、法の定めは絶対的である。ビジネスが上手くいくまでの展開はまるで韓国や香港の映画みたいにスリリングで、中国映画らしからぬ場面にドキドキしたが(よく検閲通ったな…)、後半は別の意味でのドキドキが止まらず、終盤はホシと刑事、両者の立場のわかりみが深すぎて涙。マスクを外すことでリスペクトを表した大勢の人々の姿にも号泣

2018ウェン・ムーイエ
我不是薬神